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650年続く薬と製菓の老舗で、八棟造りの建物が目を引く。家名に由来する「ういろう」は、室町時代に外郎(ういろう)家が国賓のもてなしに考案したもので、往時、栄養薬として仕入れた黒砂糖を転用し、米粉と練って蒸したもの。薬種業だったから作ることができたお菓子だという。もっちりとした食感とほのかな甘さが現代人にも好まれ、幅広い世代に親しまれている。
数多くの手作り和菓子の中でもおすすめしたいのが、パリッとした食感の寒天製生菓子「四季万彩(しきまんさい)」。鹿の子と季節のフレーバーの詰め合わせで、色彩豊かで愛らしく、緑茶や紅茶にもよく合う。
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メニュー
ういろう
白砂糖・抹茶・黒砂糖 各1棹 756円
栗・杏仁 各1棹 972円
つや干し錦玉 四季万彩(しきまんさい) 1折 1,296円
上生菓子と御抹茶 990円