【箱根小田原モデルコース】花&庭園さんぽ NEW!

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暖かくなり新芽がふき出す春はおさんぽ旅に最高の季節。

小田原城をとりまく桜、庭園を彩るツツジやカキツバタなどいつもと違う景色に出会えるはず。

歩いたあとのごほうびには相模湾の魚貝やこだわりのスイーツ、箱根の名湯も待っている。

小田原・箱根を巡る 春の花&庭園さんぽにいざ出発!


※目的地までの所要時間は目安です

1. GOOD Mountain Apple Pie(ハルネ小田原)

定番のアップルパイは、プレーン 430円、カスタード480円の2種(上)。フィナンシェは、香ばしバター、アールグレイ、チョコレートの3種。いずれも1個260円(下)。

まずは小田原駅地下街で軽く腹ごしらえ。おしゃれでおいしいと話題のアップルパイ専門店へ。焼きたてサクサクのアップルパイは、キャラメリゼされた青森産リンゴがたっぷり。バターが優しく香る味はどこか懐かしさも感じさせる。一番人気は地元産の牛乳と平飼いの有精卵を使った風味豊かなカスタード入りアップルパイ。コーヒーとともに味わいつつ、今日のコースのおさらいをしておこう。 テイクアウトには、毎日午前11時に焼き上がるフィナンシェもおすすめ。焦がしバターとアーモンドが香る「香ばしバター」、紅茶の香り豊かな「アールグレイ」に、チョコチップ入りの「チョコレート」の3つの味が楽しめる。準備が整ったら、いよいよ小田原の町へと出発だ。

TEL:0465-20-9870

神奈川県小田原市栄町1-1-7 小田原地下街 HaRuNe小田原内

営業時間: 10時〜20時

定休日:HaRuNe小田原に準ずる

JR・小田急小田原線小田原駅から徒歩1分

徒歩10分

2. 小田原城址公園

春には約300本の桜が咲き誇る。5月中旬からは常盤木橋の下や本丸東堀に約1万株の花菖蒲が開花する。5月下旬からは石垣に咲き始めるアジサイとの競演も目を引く。

花見シーズンには30万人の観光客が訪れる、小田原No.1の桜スポット。お堀に枝を延ばした満開の桜が水面に映る様子は必見だ。小田原城天守閣、常盤木門、銅門、曲輪など歴史好きに人気の見どころも多い。夜間ライトアップもある。4月中旬からは、かつて大正天皇がその美しさに感動したことから、その名がついたといわれる「御感の藤(ぎょかんのふじ)」、5月下旬~6月中旬は花菖蒲が見ごろを迎える。

徒歩10分

3. 西海子小路

閑静な住宅街におよそ30本の桜並木がたたずむ。江戸時代は武家屋敷があり、サイカチが植えられていたので西海子小路と呼ばれるように。
小路の一角にある旧田中光顕伯爵別邸の洋館は、現在は小田原文学館として公開。北原白秋の資料を集めた白秋童謡館も立ち寄りにおすすめだ。

徒歩10分

4. 国指定登録有形文化財 のれんと味  だるま料理店

小田原港から直送されるアジを使った名物「あじずし」。

お昼は地元の老舗でちょっと贅沢。ランチなら比較的気軽に楽しめる。訪れたのは、相模湾で水揚げされる魚介を使った天ぷらや寿司で有名な「だるま料理店」。国の登録有形文化財に指定されている唐破風入母屋造りの建物は内装も凝った造りで、それを見るだけでも旅気分が上がる。
名物の「あじずし」は肉厚のアジをのせた握り。艶があって見るからに新鮮だ。ゴマ油が香ばしい天丼は、カリッとした衣に継ぎ足しながら守ってきた秘伝のタレがほどよく絡む。時間があれば、旬の地魚の刺身なども味わいたい。
おなかが満たされたら腹ごなしに少し歩こう。旧東海道である国道1号沿いに立つ古い商家をたどるのも楽しい。

徒歩10分

5.ムーンカフェ(ハルネ小田原 菜の花ヴィレッジ)

焼モンブランは、ハンドドリップで提供するコーヒーとセットで887円(上)。あんみつ(750円)も、コーヒーとセットで1,000円と少しお得に(下)。

一日歩いたごほうびには甘いものを。再び駅に戻り小田原の老舗和菓子店が営む「ムーンカフェ」へ。店内で焼く「焼モンブラン」は、パート・フィローという極薄のパリッとした皮のなかに、渋皮栗がまるごと入った焼き菓子。アーモンドプードルとバター、卵を使った、しっとりとした生地が栗と皮をつなぎ絶妙な味を生み出す。和菓子店ならではの自家製の粒あんが自慢の「あんみつ」も見逃せない。大きくカットした寒天は食べ応えがあり、沖縄・波照間産のこっくりとした黒糖蜜と粒あんの甘みが疲れを癒してくれる。自家焙煎の豆でハンドドリップするコーヒーなどドリンクメニューも充実。時間があれば、作家ものの器や衣服を扱う隣の「菜の花 暮らしの道具店」ものぞいてみよう。

TEL:0465-23-1567

神奈川県小田原市栄町1-1-7 小田原地下街 HaRuNe小田原内

営業時間: 10時〜19時(L.O.18時30分)

定休日:HaRuNe小田原に準ずる

JR・小田急小田原線小田原駅から徒歩1分

車またはバスで移動

6. 箱根湯本に宿泊

小田原まで来たら、泊まりは温泉でゆっくりしたい。駅前から箱根湯本まで向かおう。バス、箱根登山電車ともに20分ほどで標高1000mの温泉街に到着する。街中を流れる早川に沿って軒を連ねる温泉宿や土産物屋を見ながら、ゆっくり散策するだけで温泉気分が盛り上がる。早めに宿にチェックインしてのんびりするもよし、日帰り温泉や足湯のはしごもおすすめだ。真っ赤な欄干が目を引く早川の「あじさい橋」を渡れば、鎌倉時代の武将、北条早雲の菩提寺である早雲寺、曽我兄弟ゆかりの正眼寺、箱根旧街道の江戸時代の石畳なども徒歩圏内だ。

車またはバスで移動

7. 小田急 山のホテル

5月上旬~中旬、庭園にはツツジ、シャクナゲが咲き誇る。江戸時代に作出された古品種のツツジ、日本では最初に導入されたと言われる西洋シャクナゲも。

箱根の初夏の風物詩として有名な「小田急 山のホテル」の歴史あるツツジ。富士山を背景に、84種約3,000株のツツジ、42種約300株のシャクナゲが開花する。江戸時代に作出された古品種などが大切に受け継がれている。岩崎小彌太男爵別邸に由来するホテルで、雄大な富士の姿を遠景に望むロケーションも評判。

車で15分またはバスで30分

8. 箱根小涌園 蓬莱園

ツツジ、サツキは群生するように植えられているのも特徴で、迫力を感じられる。見頃は5月上旬から下旬。

大正の初め、小涌谷温泉三河屋旅館の創業者が開いた約5,000坪の庭園。四季折々の風景が楽しめ、初夏には約3万株のツツジ、サツキが見頃に。園内は自由に散策できる。色鮮やかなツツジ、新緑に映える鳥のさえずりを聞きながら庭園をめぐりたい。

車またはバスで25分

9. 福久や 九頭龍餅

人気のモンブランソフトは1,200円。その場で和栗クリームをたっぷり絞ってくれる(上)。店先には足湯(下・200円)も。源泉掛け流しの温泉が旅の疲れを癒やしてくれる。

箱根の自然を満喫したら、帰路につく前に足湯で疲れをほぐそう。温泉街の中にある「箱根縁結び 福久や 九頭龍餅」は、店頭に足湯が併設されている。源泉掛け流し単純アルカリ性の温泉は、筋肉のこりもほぐしてくれるはず。ゆっくり温まったら、地元・足柄産と熊本県産の栗を使用した「口どけモンブランソフト」を。柔らかなバニラソフトの上に、風味豊かな和栗クリームをその場でたっぷり絞ってくれるのがうれしい。お土産には名物の「九頭龍餅」がおすすめ。十勝産の北海大納言小豆で作った自家製あんを、鹿児島産のひよくもちとジャガイモを使ったもっちりの生地で包んだ焼きまんじゅう。店舗内の工房で作っている他の菓子も数多くそろっているので、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

TEL:0460-85-8818

住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本729

営業時間:9時〜17時

定休日:不定休

箱根登山鉄道箱根湯本駅から徒歩3分

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